3月26日、ウクライナから避難してきた人たちの支援活動をされている方と茅ヶ崎中央ロータリークラブ、そして小田原、藤沢在住のウクライナ人を招き、顔合わせと近況報告を兼ねたティーパーティを開催しました。
ウクライナから戦禍を逃れ茅ヶ崎に避難してきたアーチスト、バルバラさんは、日本に来て書道に出会い、コンクリート会社の大きなトラックに作品を作りました。ウクライナ語で”Love&peace”などと書かれていますが、アーティスティックな筆さばきで、インパクトのある作品です。
パーティのメインは同じく戦禍を逃れて日本に来た、お料理上手のクセーニャさんが作ってくださった「テルティー・ピリーフ」(直訳するとおろしケーキ⁉)。それに黒パンとトッピングを用意しました。
ちょうどちまたでは桜が満開でしたので、それにちなみ、メンバーのTさんの発案でウクライナの詩人、タラス・シェフチェンコの「夕べ」をみんなで朗読しました。
さらに、じゃんけん大会!ウクライナのじゃんけんもグー✊”камінь”(カミンゥ=石)チョキ✌”ножиці”(ノジッチィ=はさみ)パー✋”папір”(パピル=紙)で日本と同じですが、ここは日本、「最初はグー!じゃんけんポン!」の掛け声で盛り上がりました。他にも映画鑑賞や過去のイベントの様子などがプロジェクターに映し出されるなど、盛りだくさんのうちに閉会となりました。
”тертий пиріг”(テルティー・ピリーフ)のピリーフはケーキ、テルティーは“おろす”という意味だそうです。ネットに公開されているレシピ動画を観るとどれも広げた生地にフルーツジャムなどのフィリングを塗り、その上からさらに生地を“おろし金でおろしながら載せる”ので、なるほど納得!!の「おろしケーキ」でした。タルトのようなサクサク感があり、とてもおいしかったのですが、「テルティー・ピリーフ」の発音が難しく、何度もダメ出しされました(笑)
ウクライナ交流グループでは、茅ヶ崎だけでなく近隣に住むウクライナ人との交流も始めています。活動に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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「夕べ」 家のそばの桜の園 桜の上では黄金虫がブンブン 農夫が鋤をかついで行く 娘たちは歌いながら行く そして母は夕餉の支度をする 家族は家のそばで夕餉 宵の明星が昇る! 娘は夕餉を皆に配る 母は娘に教えようとする しかし夜鳴鶯が邪魔をする 家のそばで母は寝かしつける まだ小さな子供たちを そのそばで母も眠りこむ すべてが静かになる ただ娘たちと 夜鳴鶯をのぞいて <出展>ウクライナ語入門P110-P111 中井和夫著/大学書林
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