10月1日(土)にIAC主催、茅ヶ崎市、茅ヶ崎中央ロータリークラブ及び国際ソロプチミスト茅ヶ崎の後援の「ウクライナ支援活動家のお話会とコンサート」が茅ヶ崎市民文化会館・ミニホールで午前と午後の2回開催されました。午前、午後とも満席となり、盛況のうちに終了しました。
**第1部**
来賓として、午前は市議会議員で国際ソロプチミスト茅ヶ崎の副会長である長谷川由美さんと、午後には佐藤光市長からそれぞれご挨拶がありました。
第1部ではウクライナ支援活動家として茅ヶ崎市在住アメリカ人の早稲田大学教授のダニエル・ドーランさんが会員の平川さんの通訳でウクライナからの避難者を茅ヶ崎で受け入れることになった経緯等の話がありました。
その後、ウクライナから茅ヶ崎に避難及び避難の予定の女性2人がそれぞれの事情についての話が通訳の真鍋昂さんを通してありました。
支援者として茅ヶ崎中央ロータリークラブ会長の神尾元洋さんから茅ヶ崎での支援活動の紹介がありました。
**第2部**
第2部はウクライナ出身で日本在住のカテリーナ・グジーさんのバンドゥーラの演奏でした。演奏の途中でウクライナの現状の話や楽器の紹介が上手な日本語でありましたが、ウクライナの曲だけでなく、日本の歌も日本語で歌い、素晴らしかったです。
午後の部では、最後にアンコールで演奏なしで日本語で立って「ふるさと」を立って歌われました。
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会場には「カナガワビエンナーレ国際児童画展入賞作品」の「ウクライナの子ども達絵画展の作品」を展示しました。
なお、イベント後に入場料は全額(152,000円)を在日ウクライナ大使館に寄付し、また会場内に置かれた募金箱の募金(10万円)はダニエルさん経由で、茅ヶ崎市に避難された方々の生活資金として寄付されました。
因みに、募金活動は10月末まで茅ヶ崎市民活動支援センター(略称:ちがさきサポセン)に募金箱を置いて続けられています。
石井 武雄
***出演者プロフィール***
◆ダニエル・ドーランさん◆
25年前に茅ヶ崎市在住の女性と結婚、現在早稲田大学教授。
今年3月ハーバード大学生が立ち上げた「ウクライナ・テイク・シェルター(Ukraine Take Shelter)」を知り、支援者リストに登録し、「多くの知人がいるからあなたを助けられるよ」と英語で投稿した。この投稿に何人ものウクライナ避難者から支援の要望があって、オルハさん、バルバラさん、カテリーナさんの日本への避難支援を行った。
◆ウクライナ伝統楽器バンドゥーラ演奏家カテリーナ・グジーさん◆
ウクライナ・プリピャチに生まれ、生後30日の時にチョルノービリ原発事故に被災し、一家は町から強制退去させられる。6歳の時、チョルノービリ原発で被災した子どもたちで構成された音楽団「チェルボナ・カリーナ」入団後、海外公演に多数参加。日本にも何度もコンサートに招聘され、日本の素晴らしさに感動し、19歳の時に音楽活動の拠点を東京に移す。
日本に二人しかいないバンドゥーラ奏者の一人として、国内外のさまざまなコンサートで公演活動を行っている。