2025年3月1日(土)に、いこりあ大会議室で、茅ヶ崎市共催の国際理解講座「遠くて近い国 ブラジルってどんな国?」を開催しました。

当日は、会場にブラジルの国旗、地図、通貨、現地で会員が撮った写真、サンバフェステイバルで使う打楽器などの民芸品も展示し、ブレイクにはブラジルコーヒーを参加者に提供し、ブラジルの雰囲気の演出に努めました。参加者は定員を超え54名の参加者で盛況でした。

講座は二部構成で、2人の講師による講演。第一部はJICA海外協力隊として現地で活動経験もあるJICA職員の講演、第二部は日系4世で現在日本の大学院で留学中の方の講演としました。

ブラジル講座250301

2人ともブラジルと日本の文化、生活を経験、その違いや違いに対して自分はどのように対応してきたのか、を解りやすく話されました。時々ポルトガル語を使いブラジルを感じるLIVEな講演でした。また、日本からブラジルへ移民した人々が、現地で築き上げた日系社会についても自分の体験を通じ講演され、もう一つの日本が、地球の裏側ブラジルにある事がよく解りました。

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参加した会員からのコメント(抜粋)も併せて紹介させていただきます。

ブラジルの日系人人口は270万人で、アメリカ人150万人、アルゼンチン人6.5万人、ペルー人2万人と比べても、ブラジルと日本の関係が深いとわかりました。移民の歴史は古く、1900年代に多くの日本人がブラジルに渡りました。1908年の笠戸丸(かさどまる)が最初の船で神戸港から出港しました。この移民団の団長は、後にブラジル移民の父と呼ばれ、カフェパウリスタの創立者となった水野龍さんだそうです。その他にも、ブラジル国旗の意味や学校での文化習慣の違いが分かり、印象に残りました。

参加いただいた皆さん、企画、準備に携わった皆さんに改めてお礼を申しあげます。

ありがとうございました。

今回の講座は、茅ヶ崎市のHP「日めくり茅ヶ崎」にも掲載が予定されていますので、掲載されましたら、改めてご紹介したいと思います。

 

国際理解グループ 岡野佳央