10 月 20 日(金)、茅ケ崎市立円蔵中学校の国際交流学習に参加しました。
国際交流学習は、地域で暮らす海外出身の方を講師に招いて行う出前授業です。講師の出身国の生活や文化について直接話を聞き体験をすることで、世界に目を向け多様性を学ぶことを目的としています。円蔵中学校では一年生の総合学習の一環として毎年行われており、IAC 青少年国際理解教育グループが講師探しと授業作りをお手伝いし、当日も講師のアシスタントとして参加しています。
今年は、ペルー・中国・インドネシア・韓国出身の 4 人の講師をお招きし、一年生 116名が4コースに分かれて学習しました。生徒はそれぞれ事前に参加コースについての調べ学習をして、当日に臨みました。
★ペルー(米山リディアさん)
たくさんのポスターを黒板に張りながら、生徒と対話形式で授業を行うリディアさん。質問を求められ最初は戸惑っていた生徒たちですが、次第にリディアさんのペースに乗って声が出るようになりました。元気にスペイン語のあいさつを練習した後は、民族衣装を着て楽しく踊りを体験しました。
★インドネシア(山本スーシーさん)
インドネシアの生活や文化のお話を伺った後、インドネシア語であいさつの練習をしました。次にアンクルンというインドネシアの竹製の打楽器を体験。低いドから高いドまでの8音があり、ハンドベルのように一人が一音を担当して「カエルの歌」などを演奏しました。スーシーさんに揺すり方のコツを教えてもらうとすぐに上手になって、竹筒同士がぶつかる涼やかな音色を響かせていた生徒たちでした。
★韓国(李順蘭(い すんらん)さん)
韓国の生活や文化のお話を伺った後、ハングル文字で自分の名前を書いてみました。甘いゆず茶を楽しんだ後は、チマ・チョゴリなどの伝統衣装を体験。最後は、韓国の伝統遊びです。順蘭さんにやり方を教わ った後に自由にグループを作り、重りに羽の様なものをつけた「チェギ」を蹴り上げて遊ぶ「チェギチャギ」や、小石を投げたり掴んだりして点数を競う「コンギ」という遊びを楽しみました。
2 時間の授業でしたが、生徒たちには色々な気づきや学びがあったようで、授業の最後には講師にたくさんの質問がされました。授業後、生徒たちはクラスに戻って新聞作りや発表を行い、学んだことをクラスメートと共有しました。また、生徒一人ひとりが講師にお礼の手紙を書きました。こうした振り返り学習を通して、また新たな興味や疑問を見つけ、今後の学習につなげていってくれることを期待しています。